1951-10-19 第12回国会 衆議院 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第4号
そうして昨年ダレス大使が見えて講和條約に対するいろいろの折衝が始まるころになり、また講和條約の今度の最初の米国草案が発表された時分までは、その通り、日本の賠償というものは非常に軽いのだというように漠然と私どもは了解しておつた。
そうして昨年ダレス大使が見えて講和條約に対するいろいろの折衝が始まるころになり、また講和條約の今度の最初の米国草案が発表された時分までは、その通り、日本の賠償というものは非常に軽いのだというように漠然と私どもは了解しておつた。
だからこそ、アジア諸国は、平和の立場からこぞつて米国草案に反対しているのである。かかる條約に調印することによつて、どうしてアジア及び世界の平和と親善を実現することができるか。吉田総理の明快なる所見をただすものである。 第二に、米国草案は日本民族の独立の保障ではない。日本を━━━━にするものである。最終草案には、日本人民の━━━━━━━━━━特に主権に関する一條を加えた。
又米国草案を受取つたかどうか、これは受取りました。見ましたが、これを発表することは許されておらないのであります。新聞に洩れたということはあります。洩れたために迷惑をいたしたということはありますが、発表することは許されておらないのであります。のみならず、これは草案に過ぎないのであります。